すぐ退職したらどうなるの?

平成生まれが座談会!新卒で入社後。すぐ退職したらどうなるの?

新卒として入社し数ヶ月―。
そろそろ会社や上司に対する不満も増えてくる頃ではないでしょうか。
「残業なし」って聞いていたのに、毎日当たり前のように残業を強いられる、珍しく定時で帰れると思ったら上司に誘われて結局終電で帰宅など…。

その一方で、入社から1年未満で退職すると「次の就職に響くのではないか」と辞表を出せずにモヤモヤした日々を送っている人もいるでしょう。
今回Jobエージェントでは、1年未満で退職を経験した23歳~26歳の男女4人に集まってもらい、当時の不満や就活・転職経験について語っていただきました。
その内容を、解説を加えながらご紹介していきます。

「新卒のうちに」と周りに急かされ
就職した会社を退職。当時の不安を語る

Jobエージェントの座談会に集まってくれたのは山下和紀さん(23歳 以下Yさん)、田中琴音さん(25歳 以下Tさん)、佐々木由香さん(26歳 以下Sさん)、木村康平さん(26歳 以下Tさん)の4名です。(※全員仮名)

それぞれ新卒として別々の会社に採用されましたが、1年未満で退職。 Yさんは現在就職活動中で、他の3名は転職し日々奮闘しています。

就職活動中_yさん、転職し日々奮闘_tさん_sさん_kさん
  • 大学4回生になった頃、周りの雰囲気が一気に変わったんですよね。
  • わかる。友達が次々に髪を黒く染めだすよね。
  • その通りです。教師と両親は「とにかく早く内定をもらっておけ」ってそればっかり口にするようになって。
    僕は、やりたいことをのんびり探そうくらいの気持ちだったのに「新卒ブランドがあるうちに」と急かされて…。

Yさんは学生時代、特にやりたいこともなく「新卒枠で採用してもらえるのは今しかない」と周りに急かされるがまま就職を決めましたが、入社後「本当にこのままでいいのか」という疑問を感じて退職を決意したといいます。

  • 私も1回目の就職をしたとき、まったく同じ悩みを抱えていたなあ。
    でもいざ退職となると「この後自分はどうなっていくのかな」って不安にならない?
  • 私も同じでした。新卒っていう枠に入れなくなったら就職活動が不利になる気がして…。
    不安で退職を思いとどまっていた時期もありました。

この4名は、「退職するなら早いほうがいい」と割り切って「入社1年未満」という早さで退職を決意しましたが、当時「新卒」の肩書きがなくなることに対する不安も大きかったようです。

「新卒ブランド」を失うと不利って本当?
退職前に知っておきたいこと

結論から言えば就職活動において「新卒かどうか」はあまり関係ありません。
「新卒」という肩書きを失うことに不安を感じるのは日本人特有の思考です。
日本では、最近まで“新卒で良い企業に採用してもらうこと”がある意味ステータスのようになっていました。
しかし、そんな風潮も近年で少しずつ変化が見られています。
そもそも、今まで新卒が各企業に求められていた理由は、新卒には「若さ」や「フレッシュさ」があると思われていたからです。新卒者を採用することで会社に新しい風を吹き込み、社内を活性化させる目的がありました。

しかし、いくら新卒で採用した人に若さがあるといっても、やりたくない仕事を「やらされている」と思いながら働かれては、会社として本来の目的が全うできません。 ならば、新卒にこだわらず「若くてやる気のある人」を雇うほうが確実ですよね。 よって、再就職活動を行うなかで新卒扱いされなくなることをデメリットに感じる必要はなく、次に受ける会社でいかにやる気をアピールできるかが重要ということになります。

  • 確かに「新卒」という肩書きを失くした状態で就活して上手くいくのか不安はあったけれど、僕は再就職よりも退職のほうが大変だった。
    1年未満という短い期間で退職することに猛反対されて…退職の意志を伝えてから実際に退職するまではほとんど毎日のように上司に飲みにつれていかれたよ。
  • お酒の席で退職抑止されていたってこと?
  • そんな感じ。
    「今からそんな弱音を吐いていたらどこに行っても同じだ」って散々いわれた。
  • 辞めたいって意志が自分の中で固まっているのであれば、退職理由には多少の嘘も必要なのかも知れないですね。
  • そうですね。「イメージと違った」とか「やりたいことじゃない」って理由だけだと「じゃあ違う部署に行ってみるか」とか「考え方を変えてみたらどうだ」ってアドバイスされて結局退職できない人も多いみたい。
  • 僕の場合は「留学したいと思っている」と伝えました。
    もちろん一度は引き止められましたが、自分が学びたいことはこの会社では学べないのだとはっきり言ったので、上司も諦めてくれました。

新卒でなくても、やる気さえあれば再就職は難しいことではありません。それよりも一社目を退職することのほうが難しいと4名は口を揃えて言います。会社側からすれば、いくら短期間といってもまだ生産性をあげることのできない新卒社員に給料を払ってきているのです。
「ここで辞められては困る」と引き止めるのは当たり前のこと。
退職を決めたら、引き止めに負けない強い意志と上司が納得する明確な退職理由を用意しておきましょう。

退職後の就活ってどうしていた?
二次新卒として就職した3人のリアル

  • 僕は最近退職したばかりで、これから本格的に就職活動を頑張ろうと思っているところなのですが、皆さんどうやって就職活動していましたか?
  • 学生の頃は大学で就職説明会の情報を流してくれたり、いろんなバックアップがあったりしたけど、再就職となるとそういうわけにいかないからね。
  • 私の出身校では、再就職したい旨を相談すれば手助けしてくれる先生もいましたが、やはり現役の学生をフォローするのに忙しそうでなかなか言いづらい雰囲気でしたね。
  • 私の場合、はじめは自分で求人をネット検索していたなあ。
  • 私も同じです。
  • 僕も始めは自分でネット検索して中途採用の会社をリストアップしていたなあ。 説明会にもたくさん参加したよ。 最終的には人材紹介会社に登録してサポートを受けたけどね。
  • でも就活の方法としては、学生時代の就活とあんまり変わらないかもね。
  • なるほど。新卒じゃないからって就活に対して身構える必要ないってことですね。
  • そうだね。でも会社選びは慎重に行ったほうがいいよ。
  • 確かに。1社目を早期退職している分、2社目の会社は長く勤めておきたいしね。
  • 私がはじめて入社した会社は「残業なし」って提示していたのに、いざ働いたらサービス残業しかなくて…。だから今勤めている会社は「定時で帰宅できる」とか「残業代が支払われる」ところがいいって思って選びました。
  • 1社目と同じ理由で退職することにならないように、自分の希望条件と会社のルールがマッチしているかどうかは事前に調査しておくべきだね!
  • 皆さんは再就職した今の会社で現状満足されていますか?
  • 私は満足!前職ではお昼休憩もまともに取れないくらい忙しい日々を送っていたけれど、今の会社は十分な休憩時間を確保できるし、残業も少ないしね!
  • 私も、残業がほとんどなくなったので今はプライベートの時間を楽しめています。
  • 前職では当たり前だった休日出勤がなくなって満足しているよ。
    転職したことで給料アップにもつながったし、今の会社ではキャリアップの道がたくさんあるから前向きに頑張ろうって思える環境だよ。

二次新卒として就活するからといって、就活方法が変わるわけではありません。
自分で求人を探す人もいれば、人材紹介会社を通して就職サポートを受ける人もいるなどさまざまです。
しかし、万が一“二次新卒枠”で再就職した会社も短期間で退職してしまうことになれば、さすがに次の就活では不利になる可能性があります。
「長続きしない人」というレッテルを貼られ、どの会社も相手にしてくれなくなるかもしれません。

結果的に再転職することになったとしても、2社目に就職する会社では最低でも1年以上は勤務するべきでしょう。
そう考えると、長期的に勤務できる会社選びが重要になってきます。
出社時間や残業の有無、福利厚生など自分が希望する条件に当てはまる会社を選びましょう。

まとめ

新卒枠で入社後、1年未満で退職する人が抱える不安や再就職までの過程についてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
昔に比べて「新卒」にこだわる会社が少なくなっている現在、早期退職したからといって再就職が難しくなるわけではありません。

自分自身がどのジャンルで、どんな風に活躍していきたいのか見直し、その理想が今の会社で叶えられるのかという観点で「退職すべきかどうか」を判断すればいいのです。
一度きりの人生、後悔のない選択をしてくださいね!

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