内定、辞退していいの?

本当に辞退していいの?内定承諾書を貰ったらすべきこと

新卒採用でやっともらえた内定。今まで履歴書の書き方や面接は散々練習をしてきたけれど、いざ内定をもらって“内定承諾書”が届いた時にどうすればいいかわからず戸惑う就活生も多いのではないでしょうか。
ましてや第一志望の企業より先に第二志望の企業から内定を貰うことができた場合、第二志望の企業へ内定承諾書を提出してしまっては、万が一第一志望が通った場合に辞退できなくなるのではないかなど…わからないことだらけですよね。
そんな人のために、今回は内定承諾書について新卒内定者が知っておくべき内容を厳選してまとめました。
さっそくみていきましょう。

“内定承諾書”とは「辞退しない」という
企業との仮約束

そもそも内定承諾書とは、どのような書類なのでしょうか。
簡単にいえば、その名の通り“企業が出した内定という結果を受け入れるかどうかの意思を確認するもの”です。
実際に企業から内定の連絡を受けた後、ほとんどの場合に内定承諾書の提出を求められます。
内定承諾書は、面接を受けた就活生が内定を承諾することを書面上で確認するためのものなので、入社承諾書や就職承諾書・内定誓約書と呼ばれることもあります。

「もともとその企業に受かりたくて面接を受けているのだから、内定承諾書なんて煩わしいことをしなくても“内定通知”だけ送ってくれればいいのに」と思う人もいるでしょう。
しかし、わざわざ“内定承諾書”を提出させることにはちゃんと意味があります。 よほどの理由がない限り内定辞退してほしくないというのが企業側の本音。

なぜなら、企業側は内定者から辞退が出てしまった場合、それを補うために改めて採用に時間やコストを割かなければならなくなるからです。 一方、就活生は「いろいろな企業をみて複数内定を貰ったなかから自分が行きたいと思える企業を選択したい」と思う人が大半を占めます。
企業はそんな就活生の事情も知っているからこそ、内定を出した日から数日以内に“内定承諾書”を提出させ入社意思を固めてほしいと思っているのです。

説明する女性

内定承諾書を提出するともう辞退できない?

投函

新卒内定者からよくある質問として「内定承諾書を提出するともう辞退はできないのか」という内容が挙げられます。
結論から言えば「辞退可能」です。理由は、内定承諾書には法的な効力がないから。

企業は内定を伝えた時点で、内定者に対して内定を取り消すことはできませんが、内定者は内定承諾書を提出したあとでも内定辞退が認められます。
例えば、一社から内定をもらい2週間以内に内定承諾書を提出しなければならない状況だとします。その期間中に、別企業での最終面接の予定が入ればその企業での面接・合否を待っている間に一社目の内定承諾書の提出期間が過ぎてしまうことになりますよね。

そんな場合には、一社目に内定承諾書を提出しておき、もしも別企業でも内定を貰えれば一社目を内定辞退するということも可能になるのです。 しかし、先述したように内定承諾書を受理した段階で企業側は「この人は入社してくれる」と認識するので、できる限り期待に答えるのが礼儀でしょう。
内定承諾書を提出した後も辞退はできるし就活の継続も可能ですが、入社する可能性が低いなら内定承諾書を提出する前に辞退しましょう。

辞退か承諾かで異なる、
内定承諾書をもらった後の流れ

企業から内定通知が届く際は、内定通知書・内定承諾書・条件提示書が同封されている場合がほとんどです。 内定承諾書には、基本的に「入社することを承諾します」や「正当な理由なく入社を辞退しません」などの文言に加え、内定取り消し事由が明記されています。

具体的に「内定者が単位取得不足などで大学を卒業できなかった場合」「内定者が病気や怪我になどの身体的な理由により働けない状況になった場合」他には「内定者に犯罪行為が合った場合」や「会社の業績悪化など経営におけるやむを得ない理由がある場合」などの文言が書かれていることが一般的です。

そして、同封されている条件提示書には労働条件が記載されているので、労働時間や業務内容、賃金など就活中に聞いていた内容と相違がないかしっかり確認しておきましょう。 内定を承諾するということは「辞退しないことが大前提」なので、もちろん辞退するにあたっての流れは記載されていません。
では、もし内定承諾書を提出せず、辞退したい場合はどうすればいいのでしょうか。次で説明します。

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内定承諾、辞退に関係なく速やかに返答する

労働条件が確認でき、内定を承諾することを決めたら、なるべく早く内定承諾書を提出しましょう。 内定承諾書を返送する際は“添え状(送付状)”をつけて送るのがマナーです。

後ほど詳しくお伝えしますが、添え状は書類を送付する際に表紙のような役割を果たすものなので「日付」「宛名」「自分の名前と連絡先」「件名」「本文」「同封書類」を記載します。
しかし、内定を辞退する場合は郵送ではなく電話で連絡をしましょう。
できる限り早く企業に内定を辞退する旨を伝えることが優先なので、もしもすぐに電話がつながらない場合には合わせてメールも送り、履歴を残しておくことをおすすめします。

内定承諾書を提出した後は

内定承諾書を提出し、企業に受理されたといっても実際は正式な内定とはいえません。 内々定くらいに考えておくほうが良いでしょう。 多くの企業は10月上旬に内定式を行い、そこで初めて正式な内定とします。

しかし、内定承諾書提出から内定式までの期間で“内定者フォロー”という名目でメールやインターネット、アプリを使った会社からの情報提供や、内定者懇親会・交流会が開催されることがあります。 基本的には任意参加が多いですが、なるべく参加して入社までに顔と名前を覚えてもらっていたほうが有利です。

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知らなきゃ恥!
内定承諾書辞退にまつわるQ&A!

質問集

次は内定承諾書を辞退する際に、新卒内定者が勘違いしやすい内容やよく挙がる質問をピックアップしました。 順番にみていきましょう。

内定辞退する際は内定承諾書を返送するべき?

内定承諾書を返送するのは「承諾」するときだけです。 辞退する際は原則電話で連絡をするのがマナーなので特に返送はしませんが、企業の指示に従うようにしましょう。

ちなみに、企業へ内定承諾書を提出する場合は、特に決まりがあるわけではありませんが、ビジネスマナーに沿って郵送することが好ましいです。 サイズは角型2号が一般的ですが、企業から送られてきた形式と合わせていれば問題ないでしょう。
封筒の色は白色を選ぶのがマナー。 茶封筒は重要性がそれほど高くない事務的な書類を送る場合につかわれることが多いので、内定承諾書の返送用としては不向きです。

内定承諾書を返送する際の封筒の書き方

封筒の書き方について、横書きか縦書きかは特に問われません。 会社名にアルファベットが含まれる場合は横書きのほうが書きやすいでしょう。
それよりも、企業側に好印象をもってもらうために丁寧な字でわかりやすく書くことが重要です。 細いボールペンだと字が見にくくなる可能性があるので、太さ0.5~0.7ミリの黒の油性ペンがおすすめ。
下記の画像も参考にしてみてください。

封筒表面 封筒裏面

内定承諾書の添え状って何を書くの?

内定承諾書の返送時に同封する添え状は下記6点を押さえて書きましょう。
・提出日の日付
・宛名
・自分の名前/連絡先
・件名
・本文
・同封書類(箇条書き)

送付状

内定承諾書の提出期間が過ぎれば自動的に辞退になる?

内定承諾書の提出期限は企業によって差がありますが、2週間前後と設定しているところがほとんどです。 提出期間が過ぎた場合は、辞退したと見なされて内定取り消しになる可能性もあります。
しかし、提出期限が過ぎても本人より内定取り消しの連絡がなければ企業側は内定者フォローを継続しなければならなくなりますので、内定辞退・承諾関係なく提出期限をすぎる前に返答するようにしましょう。

内定承諾書の提出依頼“オワハラ”に発展しないためには?

オワハラとは「内定が決まったんだからもう就活は終わりにしてね」と圧をかけるようなコミュニケーションをとること。 内定を辞退するのか承諾するのか、なかなか決めきらずいつまでも返事を先延ばしにすると内定者フォローがしつこくなることもあるようです。

企業側からすれば、内定者から返事をもらうまでは入社予定の新卒者として接するので当たり前なのですが、「早く内定承諾書を提出するように」など回答を急かすだけでなく、内定辞退を防ぐために電話やメールで「すぐにでも内定承諾書提出して就活を終えてほしい」というようなコミュニケーションをとってくる場合も。
過度なコミュニケーションは別として、元はといえば期限内に返答しないことが原因なのでオワハラへの発展を未然に防ぐためにも返答は期限内に済ませましょう。

説明する女性

内定承諾書を提出したあとに辞退はできる?

内定辞退は、承諾書を提出する前が好ましいですが、先述したように内定承諾書には法的な効力がありません。 労働契約は労働者側から入社日より2週間前に申し出れば解約できると定められています。

辞退する際は、担当者が忙しい時間を避けて電話で率直に伝えるのがベターです。 「内定を辞退させていただきたくご連絡差し上げました。申し訳ございません」などと伝えます。
自分から細かく理由を話す必要はありませんが、企業側から理由を尋ねられたら「別の会社の内定をお受けすることになりました」など、簡潔に話しましょう。

内定辞退したあとに再度内定をもらえることはある?

複数の企業から内定をもらっている場合、最終的にどちらの企業へ入社するのか選択を迫られます。 もちろん、その時一番いいと思った企業へ内定承諾書を提出するかと思いますが、稀に「やっぱり辞退しなければよかった」「辞退してしまったけれど、あの企業を選ぶべきだった」と後悔することもあるでしょう。

基本的に、内定を辞退する旨を伝えたあとに再度内定をもらうことは難しいと思っておいたほうが良いです。 企業がよっぽどあなたを気に入っていて「どうしても入社してほしい」と思っていれば話は別ですが、一度入社を断ってきた相手にやすやすと再内定を出す企業はありません。

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辞退はいつでもいいわけじゃない。
内定承諾書を提出する前に考えるべきこと

確認作業

法的な効力がないといえ、内定を承諾して入社しますという意思表示をするためのもの。 やむを得ない理由がない限りは内定承諾書の提出後に内定を辞退することはおすすめしません。

そのため、提出前には「内定承諾書の提出先が内定待ち・面接予定がある企業よりも魅力的かどうか」や「労働条件が就活時に得た情報と相違ないかどうか」などを踏まえて「内定を承諾すべきか」よく考えてから企業に返事をするようにしましょう。 内定辞退のタイミングは基本的に内定承諾書の提出前と認識しておけば問題ありません。

内定承諾書を辞退して
より良い企業へ就職するために

ここまで読み進めて頂いた方は、内定承諾書とは何なのか、また提出時もしくは辞退する際に気をつけるべきポイントがおわかりいただけたと思います。
内定を承諾し入社を決めた方は、内定承諾書の書き方を間違えたからといって内定取り消しになることはないと思いますが、入社前から悪いイメージを持たれると後々困るのはあなたです。 今回ご紹介した内容を参考にして、正しい書き方で期限を守って提出してください。

しかし、せっかく内定を貰ったとはいえ、入社後の自分を想像してみた時にワクワクしたりやる気が漲ったり、そんなポジティブな気持ちが湧かないのなら内定承諾書を提出せず辞退するのも選択肢のひとつ。 誰がなんと言おうと新卒として就職できるのは人生で一度きり。後悔のない就職にするためにも自分に合った職場、職業がなにか良く考えてみることをおすすめします。

もし、自分だけで考えてもなかなか答えが出ないという人は、是非一度jobエージェントのアドバイザーにあなたの就職に対する考えをお聞かせください。 プロのキャリアアドバイザーが、あなたの考えを汲み取ったうえで最適な職場をご紹介致します。

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